SANWA CD772を買った

前から買おう買おうと思ってたのでついに3月頭に新品でデジタルマルチメーター、三和電気計器のCD772を買った。amazonで9500円だった。今見るとamazon在庫で11500円なので2000円近く値上がりしていることになる。ちょうどいい時に買えたのかも。一個下のCD771が今8000円くらい。違いは温度測定機能とそのためのプローブの付属、それから電流の定格が10Aと15A、周波数のレンジ、そして何よりTrueRMSの有無。CD771のTrueRMS非対応で8000円は高いと思う。5000~6000円代くらいが妥当だと思うのだが...。

CD772

以下、持ってるメーターとか。


NISHIZAWA MODEL 5220

西澤電気計器製作所(NISHIZAWA)のMODEL 5220、高校(電気科)の1年目に学校から配布されたもの。いわゆる「キットテスター」なのでパーツは自分でハンダ付けして組み立てるようになっている。アナログは時代遅れなんだろうけど、コンパクトなので結構気に入っている。
5220

5220の一番気に入らない点はダントツでテストリード。このゴム製の安物リードだけで使い勝手が半減している気がする。リードが固いので測定するときに手元を邪魔してくる、ちょうど安物ハンダごてのAC100の線が(太いから)邪魔なように。いまでもMODEL 5230-01というのを売っていて、ほぼ同じものだと思う。これで定価が6500円するというのはちょっと驚きだ。教育機関などがバルクで買うならもっと安く・・とは思うが。
アナログにも良いところがある。まずはV/Aについては電池が不要であること。何か不思議な光景だが、テスターから電池を抜いてそのテスター自身で電池の残量がまだあるか計測できる。電池はΩや導通チェックの時に使われるが、電流と電圧の測定には不要。アナログだと針の「場所」で量を判断する。デジタルだと識字によって量を判断する。レンジを固定していると、識字よりも場所の方が読み取りが楽なことが稀にある。(デジタルでも上位モデルはバーグラフがある)


中華メーター BSIDE ADM02

ADM02
いわゆる中華メーター(Chinese Cheapy)である。まともに使えると思って買ったわけじゃないが、1500円くらいならよかろうと思ってカートに入れてしまったもの。このADM0xシリーズはいくつかのブランドが出している。K型熱電対プローブがついて1500円なら安いと思ったのだが、実際使ってみると温度は2度くらい低く表示されてるようだ。まぁでも使えないことはない。それにこのプローブはCD772でも使える。電圧や抵抗も思ったよりちゃんとした値が出た。

すごいのはACAで200[uA]レンがあるジってこと。±(1.5%rdg+4dgt)とか言ってやがる。TrueRMSじゃないのであんま使い道はないが。DCAの200[uA]レンジもある。どの程度信用していいものか...。

ちなみにADM02は日本のAmazonで電子測定機器> テスター部門で人気1位のCrenova デジタルマルチメーターと同じ製造と思われる。違いは周波数レンジが温度レンジになっているところ。値段の割に作りは悪くないと思ってる。TrueRMSじゃないけどね。

別のメーカー(ブランド?)のDT-830Lも中華メーターとしては有名っぽい。っていうかこっちが安物の本流なのかな。。一番安いデジタルマルチメーターといえばコレだろう。秋月で700円、ヤフオクで稀に500円台送料込み、AliExpressで最安$2.86、アフリカだとドル換算で$1くらいだそうだ。セカンダリなメーターなら(+私のように趣味レベルなら)中華メーターもいいと思う。でも唯一の1台が中華メーターだと何を信じていいのか分からなくなりそうだ。


SANWA CD772

まずテストリード(TL-25a)がすばらしい。これはシリコン製なのだろうか、わからんがとにかく使いやすい。本体もよくできていると思う。中華メーターと比べると割高かもしれないが、一台くらいはこの程度かそれ以上のメーターがあってもいい(もし電気を扱うなら、だけど)。

CD772

でもHz測定は用途が限られる。矩形波1 [kHz](D=50%)で0Hz表示されたので、そんなに期待しないほうがよさそう。マニュアルを見たら3[Vrms]以上と書いてある、矩形波D=50%だと6[Vp]必要だぞ…。 これだとPWMファンの信号を観測しても何Hzかは得られそうにない?...あれって電圧どれくらいなんだろ、後で調べてみよう。

あとはコンデンサ容量。これもそんなに使えるものではない。一見便利そうだが、CD772は上のレンジが100 [uF]なのでアルミ電解コンデンサでは期待しないほうがいいし、下のレンジは50[nF]で確度が±5%rdg ±10dgtなのでpFの物もそんなに期待できない。

抵抗の測定には微妙に時間がかかり、上の中華メーターの倍以上かかる気がする(1.5秒くらいだが)。値は中華メーターより信用できそうだ。

コンデンサ容量やHzのことを考えるとちょっと割高に感じないでもない。バックライトは中華メーターよりもショボいし、PEAK HOLDやMIN/MAXは無い。これに1万円以上出すなら、もう少し出してHIOKIのメーターでも買った方が、という後味が、うーんでもなぁ…。

最初はHIOKIも検討はしたのだけど、HIOKIは製品がすごく良いのにミドルレンジのラインナップがちょっと意味不明だ。DT425xシリーズにはACのuAレンジをもってる機種が無い。DT4253のuAレンジはDCだけだし、DT4256のACは下が600.0 [mA]レンジ。ACのuAレンジが欲しければDT428xシリーズを買えということ。1500円の中華メーターですらACのuAレンジを持っているのに。ACのuAでHIOKIの納得する確度を得ようとするとお高くなってしまう、ということなのだろうか。もし選ぶならDT4256(ACA 600.0[mA]~)かなぁ。あるいはヤフオクでHIOKIの古い3805-50(TrueRMS, ACA 1000[uA]レンジ)というモデルを狙うか。今のラインナップにはこの3805-50に相当する機種が無い。

DT425xと同じ価格帯だと横河のTY520が良さげ。こちらはACA 600 [uA]に対応してる。

まぁでも基本的な機能、たとえばCD772の分解能と中華メーターのそれを比べると一桁違う。大学で化学の先生だったか、こんなことを言っていた。曰く「分解能(精度)が一桁上の測定器は、価格が一桁上になる」。


これを使って接地線の延長を終わらせるついでにいろいろ調べてみようと思う。


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